いつからだろう”SKA”を聴きたくて集めていた60’sジャマイカ盤7インチの(文字通り)裏に隠された宝物の様な楽曲達の魅力に気付いたのは。そこには底抜けにアップテンポな”SKA”の世界観とは対照的な、人生の悲哀、愛するが故の苦しみ、または純粋に愛する事の素晴らしさ、などをテーマにしたスウィートネス、メロウネスに満ちた楽曲が眠っていました。
同じ物でもひとたび視点を変えるだけで新しい世界が見えてくる、そんなジャマイカン・オールディーズの世界について気付かせてくれたのがDaddy-Kanさんが今年(2021年)初めにリリースしたミックス“Jamaican Souldies vol.1”ではなかったでしょうか。
ジャマイカ産のソウル〜R&B〜バラードを丹念に掘り起こし、一本筋の通った選曲で構成された前作は各方面に大きな反響を呼びました。
そしてここに”Jamaican Souldies vol.2”がリリース!
「じっ」と聴き入り、時に「はっ」と驚き。
Daddy-Kanさんのミックスはいつも新たな音楽的発見と興奮に満ちています。
みなさんに是非聴いて頂きたい一枚です。
◆中村かづき (Coco-isle Music Market)◆
前作に引き続き神戸のマッドヒルズスタジオのマスタリングによりアナログ音源をクリアで暖かみのある音に。
ジャケットは前作と同様に初代彫作によるハチドリのトラディショナルタトゥーアートでミックスの雰囲気を醸し出しています。
一緒にどうぞ→ ●JAMAICAN SOULDIES Vol.1 / DADDY-KAN
|